「御霊の人に」ガラテヤ5:22-23

 大人になったら何になる?それは子どもにとって職業を意味します。しかし、もっと大切なことは、どんな人になるのかです。「御霊の人になる。」それを学び、祈りとしたいと思います。

 御霊ってどんなお方なのか。ヨハネ14章ではイエス様はこれから自分は十字架にかかりいなくなると話します。しかし、その後、助け主として御霊が遣わされると教えます。助け主は、イエスの教えを思い起こさせ、またすべてのことを教え導くのです。

 一方で、私たちの心の中は家の中の淀んだ空気のようになることがあります。窓をあけると新鮮な空気が入って爽やかになります。御霊なるお方、それは息とか、風ということばが使われています。自分ではどうしようにもならないときがあるのです。窓を開くならば、御霊の風は新しい思い、イエスの教えを思い起こさせ、新たにしてくださるのです。問題は自分にしがみつくことなく、心の窓を開けることだけが求められているのです。

 心の窓を開けて、助け主なる御霊に導かれる生き方をするならば、必ず主は私たちに実を結ばせてくださいます。そのリストがこの箇所です。神から与えられる「愛、喜び、平安」、私たちが隣人に与える「寛容、親切、善意」、そして自分自身をコントロールし、神の御前に生きる「誠実、柔和、自制」です。

 この一つ一つの実を結ばせ、神の人と呼ばれる人になることこそ、子どもたちに願うべきことです。教会は神の家族です。その中で親たち大人たちは子どもたちのよき模範となろうではありませんか。そして、言葉にも行いにもそれを教え導こうではありませんか。それこそが一生の宝となり、永遠に続く価値のあるものなのですから。