「賜物を喜べないサウル」1サムエル15:10-31 2012修養会1 藤本満師

賜物を喜べないサウル( n o t e )

1サムエル15:10-31

録音データを聞く

序) 虎にしてネズミの心

1 7 節「あなたは、自分自身の目には取るに足らぬ者と映っているかもしれない。しかしあなたはイスラエルの諸部族の頭ではないか。主は油を注いで、あなたをイスラエルの上に王とされたのだ。」

 = 自分の目に映る自分はどうか?

   人目に映る自分との関わりで。

 = 王としてのサウルのはじまり

 ・9:2

 

 ・神は酷なことをされた。

    ↓

   神の意図

 ・1コリント1:26-29

1 ) サウルが自分を見る目は正直です。私には賜物がない!

 9:21

   ↓

 さまざまに屈折していく

2 ) 周囲が自分を見る目が気になる

 = 正式に王となる

 = 人びとの反応

    24節「王様万歳」

    27節「こんなものが、王になれるのか?」

 =私にも、同じように降りかかるプレッシャー

  ・・・自分の目に映る自分が小さいと、人の目に自分がどう映るかが気になる。

 = 2 代目の王ダビデとの比較

  ・ゴリアテを倒す

  ・人気者ダビデ

    ↓

   それもこれも、ダビデは自分の価値を証明する必要がないから。

3 ) プレッシャーが外に現れる

a. 8節、王は生け捕りにします。

 =なぜ?

b. 11-12節、自分のために戦勝記念碑を立てる

c. 周囲の反応を気にして、周囲の声に負ける

d. 自分の面子にこだわる。人前での評価を取り繕う。

すべてまとめて、1 7 節、虎にしてネズミの心

4)私たちがサウル

 =この世界は評価主義でできているから。

ヘンリ・ナーウェン「世の霊は、君にいつも挑んで声をかける。

「おまえなど、大したことはない。自分をあの人に比べて見ろ。おまえは、本当に優秀か? できるか? いい人か?

人気があるか? どんな賜物があるのか? 何ができるのか、周囲の人たちはおまえを本当はどう思っているんだ?

5 ) 神はあなたを…

1 7 節「主は油を注いで、あなたをイスラエルの上に王とされたのだ。」

 = 人目に自分がどう映るか、そんなことを考えなくても良い。

・・・神があなたを愛しておられる。神があなたの味方であってくださる。

・・・神は、あなたとだれかを比較しない。だから、人を目に映る自分を考えず、私の目に映るあなたを考え

なさい。

・・・人との比較ではない、できばえではない、あなたという存在を神は尊んでくださる。

       ↓

   それに気がつくか、気がつかないか、こんなに決定的に重要なことは、サウルの人生に、他になかった。

・・・神さまの声は、サウルには明確であったと思うのです。

・・・人を見るな、人の声に左右されるな。

・・・私があなたを選んだ。

・・・あえて、家柄も教育も実績もないあなたを選んだ。

・・・それをもって、まなんでほしい。神であるをわたし信頼し、わたしの目を見て、わたしの心の中を歩んでほしい。

・・・わたしが、あなたの人生を生かす。