からだ休めて考えた

 それは、何か特別な原因があったというわけではないんです。ちょっとした拍子に「うわっ、来た」と腰に違和感を覚えたのです。いわゆるぎっくり腰です。たいしたことはないだろうと思っていましたが、徐々に痛みが増し、寝返りするにも激痛という状態になってしまいました。

 病院で歩くことすらままならなくなり、激痛が続いて椎間板ヘルニアの手術をしたのが7年前のこと。それ以来、これほどの痛みは初めてです。とにかく休みました。方々に迷惑をかけ、頭を下げなければならないのですが、「死んだつもりで3日安静」が、長年で学んだ知恵です。すると、横になっている間にウトウトしていたと思うと、眠ってしまうのです。おそらく疲れが溜まっていたのでしょう。休むとともに、徐々に痛みも回復してきました。

 そうなる前に自分の体を考えてとか、セルフコントロールを上手にとか、それができれば苦労はしません。自分でも疲れているなぁと自覚症状はあるのです。それでも、目の前にはしなければならないことがある。それが私たちの毎日です。上手にコントロールできる人もあれば、倒れるまで休むことができない人もいます。それは幼い頃から、いや生まれついた気質があるように思います。誰もがその人なりのペースや力の配分、力の出方、出し方があって、それは基本的には大きく変わらないように思うのです。そして、痛みや病気は立ち止まるサインです。

 いろんな人がいる。こうでなければならないと同じ型に嵌めたり、自分を基準にものを考えたりするより、多様なあり方があることを理解し、それを上手に生かすことができたならと思います。って、言い訳に聞こえるでしょうか(笑)。限りある体といのち、よく用いられたいものです。