何を献げようか

 私の喜びであるイエスさま、今、宝の箱を開き、私の持っている最高のものをあなたに献げます。一つ、二つ、そして、三つ。
1.金。それはあなたが私たちを治める王であることのしるしです。金。それは私の富、財産、この世における所有物のすべてです。これを、あなたにお仕えするためにささげます。私の主、私の王よ。あなたと結びついていることが、物との結びつきよりもすばらしいことですから。
2.乳香。それは、あなたが聖なる神であることのしるしです。乳香。それは、私自身、私の手のわざ、私の技術、それによってなし得るすべて、人生における活動の力と目的です。これを、生けるささげ物として、あなたを喜ばせる甘いかおりとしてささげます、私の主、私の神よ。あなたこそ、生まれ出る以前より私を知り、名をもって私を呼んでくださるお方ですから。
3.没薬。それはあなたの死のしるしです。没薬。それは私の愛、感傷ではない純粋なあなたへの愛です。この没薬でレントの季節、あなたの御足を拭いましょう。この愛で、今年の受難日、墓に葬られるあなたをお包みしましょう。そして、この愛を抱いて、あなたの復活を待ち望みましょう。「愛」があなたを私にお送りくださったのです。私の救い主よ。心のすべてをささげてあなたを愛し、あなたにお応えすること、これ以上の贈り物を私は持ち合わせておりません。W.ワンゲリン「主の来臨を待ち望む37の黙想」p220-221より
 東方の博士たちは主の来臨の預言を信じ、遠くユダヤに旅して礼拝し、献げものをささげました。それは喜びのしるしでした。クリスマスの喜びが、満ちあふれるものであるように。「受くるより、与えることこそ幸い」であるように喜びをもって礼拝を、献げものをおささげしましょう(2006.12.17再掲)