夕暮れには涙…朝明けには喜びの叫び

 義兄の弟が先週の日曜、家族に遅れて教会に向かう途中、「あとで教会でね」ということばを残して交通事故で突然召されました。42歳という若さ、夫人と中一、小五、四才の3人の子どもたちを残して先に天に帰りました。夫人は「神のなさることは時にかなって美しいと信じます」と挨拶しました。信じるということの重みを深く感じました。

 朝顔教会の湊晶子先生が「夫が逝って六ヶ月」という証しを44才のご主人を天に送った後に書きました。後にそれを「輝いて生きたい女性に贈るひとこと集」のなかに「愛する人を失ったその時に」と書き改めておられます。一部を紹介します。

 「美しい星空も、淡い月の光も、静かな夜のとばりも愛する人と一緒なら何と豊かできれいなのでしょう。愛する人が地上にいなくなったその瞬間から、真っ暗い寂しい夜が始まった気がします。この暗い夜を通り抜けることなんてできるのかしら。もう一度今までのように、声高らかに笑えるのかしら。こぼれ落ちる涙に打ちひしがれているあなた。

 この長い夜は終わるでしょうか。はい、必ず終わります。喜びが戻ってきます。必ず…

「夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある」(詩篇30:5)…中略…

 あなたも夜を必ず通り抜けることができます。悲しみの夜が続いているあなたに必要なのは光です。

 世界が造られてから、夕暮れと朝明けが交互にリズムをもってやってこなかったことがあったでしょうか。ほら、お日様が昇ってきました。庭の木々も気持ちよさそうに震えています。レースのカーテンが軽やかになびいています。自然の朝の息吹を胸いっぱい吸い込んで立ち上がりましょう!」

 すべての悲しんでいる人にそんな日が来るようにと祈ります。