子どもが分かるためには

 教会学校の子どもたち、毎週、主のいのりを祈るのですが、その意味がいまいちよくわからないまま、習慣のように唱えている。もう一度、子どもたちが分かることばで主の祈りを教えようということになり、私が3回にわたって、お話することになりました。

 子どもたちに分かるように話すということは簡単ではありません。シンプルでなければなりません。複雑なことを理解するまで育ってはいないからです。ですから、主の祈りの内容をできるだけシンプルに教えることにしました。「御名をあがめさせたまえ。」これを子どもにでもわかりやすくするってどうしたらいいのか。ずいぶん頭を使いました。シンプルに言えば、スゴイって言うことです。私たちがスゴイって言う時、それは自分には絶対できないようなことをでしちゃう人を見たときです。「お父さんってスゴ~イ。お母さんってスゴ~イ…」

 神さまはどんなことでもできます。「だって見たことないモン。」子どもたちは言うでしょう。出エジプトのとき、「神さまは10のしるしを見せてくれたでしょ。あるいは、イエス様は病気を治し、悪霊を追い出し、湖を鎮めたり・・・。」聖書には神様にはどんなことでもできる。そう書いてあります。「でも、見たことないモン。」そうです。

 神さま、聖書の中には神さまのなさるスゴイことがたくさん書いてあります。どんなことでもおできになるのですよね。ならば、私にも見せてください。明日、どうしたらいいのか困っているんです。恐いんです。どうかなんでもできる神さま、私を助けてください。そして、神さまの力を見せてください。そしたら、私は感謝して、神さまバンザイ、ハレルヤ!って叫んじゃいます。

 大人も同じです。難しい心を取り払って、素直に祈ろうではありませんか。