新しい年を迎える備え

 クリスマスを終え、年の瀬を迎えると、 身の周りを整えてさっぱり、また、やり残したことをキレイに片付けて新しい年を迎える気持ちになります。そして、どうしても間に合わないことには一つの区切りをつけます。時の節目というのは大切で、神様が備えてくださっているのだなぁといつも思うのです。
 時の感覚というのは人によって違うものです。締め切りがあると、前もって余裕見て終える人。締め切りに遅れることはなく、ちょうど終える人。間に合わないことはないけれど、締め切りギリギリに駆け込む人。締め切りを過ぎてから言い訳しながら泣きつく人。締め切りを超えて、いつまでたっても終わらない人。夏休みの宿題も同じですね。これは人それぞれですが、守れないことばかりだと信用を失いますから、どこかで折り合いをつけているのではないでしょうか。
 それでも、どこかに締め切りがあるとしたら、それに向けて目標定めて早い遅いはあったとしても、「残り時間」というものを意識するものです。一方、「いつでもいい」こと、それはいつも後回しになります。そして、いつかいつかと思っているうちに、時はどんどん流れて気がつけば、数年、いや、十数年ということも珍しくありません。
 時の節目というのは、とりわけ新年を迎えるということは、私たちが強制リセットをかけて、思いと心とカラダ、そして、身の周りを新たにする時として備えられたもの。とりわけ、日本で言えば春夏秋冬の季節感とともに最も大きな節目の時ではないでしょうか。
 「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」(ローマ12:2)のみことばのように、「心を新たにする」ことをこの年末年始に向き合いたいと思います。