春は一気にやってくる

 毎年、この時期に迷うことがあります。灯油をどのくらい買うか。うすら寒く感じている日もあれば、外に出れば汗ばむ日もある。春は一気にやってきます。そして、人の動きもまた急激な変化の時です。新年度が始まって、学校でも仕事でも、あるいは地域の場でも教会でも新しい立場や役割などをするようになります。たいていの場合はステップを上がります。中には一段飛ばしたり、二段飛ばしたりということもあるでしょう。

 教会でも今年は新年度の始まりとイースターが重なりますし、送り出す兄姉、迎え入れる兄姉が多く出入りする春となりました。どこまでどのように備えすればいいのか、慌ただしい思いもします。けれども、考えてみると、思い切って新しいところに飛びこんでみなければ進めないのが私たちです。先のことなど見通すことができないのが私たちの限りでしょう。

 復活の朝、失意の中にあった弟子たちも同じだったでしょう。何しろ3年の間、「これだ!、このお方だ!」と望みをかけてきたのに、イエス様は十字架に架けられ、殺され、葬られた。これから先のことなど思いもよらなかったはずです。ところが、墓に行った女たちから第一報が入ります。ペテロとヤコブは駈けだします。とにかくその目で確かめなければいられない思いだったのでしょう。

 そこからは急激な展開です。よみがえりのイエス様にお会いして新しい使命を与えられます。ペンテコステの日、そして、その後の宣教の前進、そして全世界へ救いを告げ知らせる者たちへ。一介の田舎漁師がをはじめとした弟子たちがそのように用いられる者に造り変えられていくのです。私たちは一気にことが動く変化に戸惑うこともあるでしょう。しかし、神のご計画に自らを委ね、一歩一歩と新しい歩みを進む導きを祈りましょう。