母の日とカランコエ

 先週のこと、GWに私と家内と両方の両親を訪ねました。昨年は私の父が急な病気で2度の手術と2度の入院。今年は家内の母が手術のために入院しました。長い時間ではありませんでしたが、顔を見せること、一緒に時間を過ごすことは家族にとって大切なことだなぁと思うのです。

 家を出て、渋滞情報などをチェックしながらナビをセットすると、見慣れないルートに案内されました。石和駅前を通って、春日井温泉を抜けて一宮ICへのルートです。和戸の通りが混んでいるからでしょうか。普段ならそのまま、いつもの道を行くのですが、なぜか、その日に限って行ってみようかという気持ちになったのです。すると、途中にきれいな鉢植えのならんだ園芸屋さんがありました。途中でちょっと早い母の日の贈り物に花を買っていくつもりでしたので、引き返して寄ってみました。

 その店は珍しく、前にならんでいるのがほとんど鉢物。しかもこの時期、みんなきれいな花が咲いています。これもいい、あれもいいとしばらく選んだ末に買ったのは、定番カーネーションとカランコエの二種類。両方の母に二つずつ鉢植えをプレゼントすると、私たちは知らなかったのですが、ふたりともよく知っていて、喜んでくれました。

 カランコエは中国名の「加籃菜」の発音に由来するといわれています。そして、その花言葉は「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」「あなたを守る」「おおらかな心」なんとも、母の日にふさわしいことばが並んでいます。花言葉なんて、普段気にも留めていなかったのですが、調べて見ると楽しいものです。我が家にももう一鉢買ってきて、そんなことばを繰り返しながら母のために祈ることができたらと願っています。通りがかりのあのお店、みつけられるかな。(牧師記)