母の日と花言葉

 母を呼ぶ言葉はたくさんあります。一番多く使われるのは、お母さんと英語由来のママでしょうか。その他に、ちょっと上品な「お母様や母上」、くだけて、「かあさん、おっかさん、おっかー」、「お袋」などなど。それぞれに、特別に意識してそうしたわけではないけれど、親しみを込めて呼ぶ呼び方があることでしょう。

 母の愛はいつも一生懸命です。我が子のこととなれば、どんなことも犠牲にして与える愛です。それは、生まれる前から始まります。お腹に命を宿したときから、慈しみ、心待ちにし、つわりや重い胎に苦労しながら、そして、産みの苦しみを経て、新し命の誕生を喜びます。母子一体とはよく言ったものです。へその緒でつながっていたのですから。

 その母に感謝を伝える日。それが母の日です。一年に一回、いやもっともっと感謝は伝えるべきですが、特別に覚えて感謝を伝えるのです。もっとも、何を貰おうと、ただ子どもの幸せを一途に願うのが母ですが。

 母の日に何を贈って感謝を表しますか。定番は赤いカーネーションでしょう。花を贈るときに花言葉を意識したことがあるでしょうか。花は贈り物にされることが多く、花ごとに花言葉があって、そこにメッセージを込めて送られることがあります。ちょっと、ご紹介しましょう。ときに、感謝の表現を豊かにできたらと思うのです。

カーネーション「無垢で深い愛」

アジサイ「辛抱強い愛情」

チューリップ「思いやり、博愛」

コチョウラン「純粋な愛」

バラ紫(紫)「気品、上品、誇り」

クレマチス「精神の美、高潔、心の美しさ」

ダリア「感謝」

フリージア「感謝」

グラジオラス(ピンク色)「ひたむきな愛」

カスミソウ「無垢の愛」