片付けと祈りと頭の整理と

 「整理術」だとか「断捨離」だとか、モノがあふれる現代社会ではどのようにものを整理するのかというのは大きなテーマです。定期的に引っ越しでもすれば、その度にリセットがかけられるのかもしれませんが、明日やろう、明日やろうと思っているとまたたく間にものが溜まってしまうものです。

 私の牧師室もご多分に漏れず、書類の山が一山、二山とできてしまいます。大事なもの、そうでもないものを分けてはおくのですが、そのうち一緒くたになってしまいます。そして、溜まれば溜まるほど、整理するにも一仕事ということになり、さらに延ばし延ばしになってしまうという悪循環です。えいっと重い腰をあげて、というより、とうとう、その中から捜しものをしなければならなくなり、整理です。

 その7割は、各種宣教団体などから送られてくるニュースレターです。目を通しきれない量です。それは、礼拝堂の後ろにある書棚に整理します。その時にザッと目を通し、小さな祈りを加えます。そうするとどうしても数時間から半日かかります。教会内の書類はほとんど月報にまとめられます。一方それは祈りのリクエストがあったり、プッシュ型に送らなければなかなか目に留まらないからであったりして増えるのです。

 同時に、日頃の書類の整理などをしていくと、手を動かし、物理的に片づいた分に応じて頭の中も整理されます。ごちゃごちゃになったときには、まず整理。そうするとなすべきことの優先順位がリセットされてるものです。逆に整理がされていないときは、ロクな仕事ができていない証拠です。いただいた時間と賜物をもって、誠実に務めをさせていただきたいものです。もちろん、できないことは、兄姉の助けをもって支え手いただくこともよろしくお願いしますね。