献金の心得

 新しい年度が始まり、それぞれに主の御前にどのように生きるかを再構築していることでしょう。

 私たちにとって何を大事にしているのかを表すものは、時間とお金の使い方です。礼拝を献げるということが一つの指標であり、献金を献げるということは、もう一つの指標、信仰のバロメーターです。「こうして地の十分の一は、地の産物であっても、木の実であっても、みな主のものである。それは主の聖なるものである。レビ記27:30」これを目安に献金を献げるのです。

 皆でそれぞれお献げしている献金には月定献金があります。それぞれ月に与えられた収入に従って、決めた額をお献げします。これは教会の必要の基礎になる大切なささげ物です。その他に礼拝毎に献げる献金、あるいはボーナス時期に合わせて献げる夏期・クリスマス特別献金、感謝を覚えてささげる感謝献金。これらが教会の経常献金です。

 その他に、それぞれの使途に合わせた献金があります。月報の欄にあるものを教会として合わせています。教会内の必要のための各種の積立があります。あるいは外部のために献げる献金があります。それぞれ祈りと願いとを込めて、将来のために、あるいは今の必要のために献げるのです。

 初代教会では、「信じた者の群れは、心と思いを一つにして、だれひとりその持ち物を自分のものと言わず、すべてを共有にしていた。使徒4:32」という経済を持っていました。つまり自分のものは自分のものというような思いではなく、すべてが主のものと考えていたということです。すべてが自ら進んで献げる献げものでした。

 新しい年度を迎えて、私の持てるもの、いや主から委ねられたものをどのように献げるか、もう一度、再点検してみましょう。