西日本地区の教会と課題

 JECAの西日本地区の諸教会、西日本地区とはいえ、教会には偏りがあり、四国の香川と神戸・西宮の諸教会はTEAMの宣教師によって開拓されました。他は京都と広島、九州の福岡、熊本、宮崎に点在する教会が加盟しています。今回はそのサマーキャンプで奉仕させていただき、共にみことばを学びました。

 その中でも香川の教会のほとんどはK宣教師によって開拓されました。夫人はお菓子作りや料理で知られ、テレビ番組や本にもなった「Sおばさん」です。彼は日本で100の教会を建てることを祈り、目標としました。100には及ばなかったものの、90の教会開拓をし、今そのうち60程の教会が残っています。JECAに加盟している教会、他の団体に加盟した教会、単立の教会もあります。福音を伝え、教会を建てる、そこには、私たちのいただいた福音をどうにかして伝えたい!という熱いスピリットを教えられます。

 一方で、教会が続けられるということに、様々な困難を覚えるところは少なくありません。数名で礼拝を守る教会。かつては人が集まり、100名入る立派な会堂がありながら、今は20人ほどで礼拝をしている教会。老朽化した会堂から新会堂を立てたものの、内には元気を失った教会。不祥事が起こり、再建さなかにある教会。リーダーシップの交代に困難を覚えた教会。福音を伝え、教会を始めることはできても、それを継続していくことには様々な困難があるのです。それはそこだけの課題ではなく、いつの時代、どの場所でも必ず通る道、地上の戦いです。

 地区の教会が集まるのは、限られていますが、その中心にともに学ぶみことば、ともに祈る祈りに力をいただき、それぞれの場に散じました。それぞれの戦いを主が乗り越えさせてくださって、教会がキリストのからだとしての使命を果たせるように祈るものです。