M先生の紹介

 小海町、清里・野辺山から佐久に抜ける千曲川に沿って国道141号その中心にある人口約4,800人の小さな村、そこに小海キリスト教会があります。野辺山や川上村から佐久穂町まで周辺地域を含んだ南佐久郡の人口が2万6千人、そこに唯一のキリスト教会です。山梨県南巨摩郡が約3万8千人ですから、過疎農村に位置する教会です。

 そこに開拓伝道を始めて20年。農山村での教会形成は決して簡単なことではありません。例外に漏れず、少子高齢化、過疎。そんな中で牧会伝道に励んでおられます。

 先生は神戸生まれ、教会付属の幼稚園に通うも、それからキリスト教との接点はありませんでした。事を変えたのはお祖母さんの自殺でした。病んでいた祖母さんが首を吊っているの発見し、そこから降ろすのです。生まれたときから一緒に暮らし、寂しい思いをして死んだお祖母さんの亡骸、その前に「なんでこんな死に方をするんだ」という冷酷な思いを持つことに愕然としたと言います。そして不思議なことに、その出来事の一ヶ月前、「塩狩峠」の映画を見て、そこに十字架の希望を垣間見ていたのです。そして一年半後、教会の門を叩きました。浪人中のことです。

 大学に入り、哲学を学び、さらに神学校に学び牧師として奉仕する中、「神を愛するための神学」をライフワークにしています。『ウエストミンスター小教理問答』の第一問、「人の生きる主な目的はなんであるか。答・人の主な目的は神の栄光を現わし、神を永遠に喜ぶことである」という命の目的を若かりし日に知らされ、どのようにそれを喜び生きるかが先生のテーマです。

 とにかく書く事が早い!難しい事象をわかりやすい言葉でたくさん書く。一度、ネットでブログを探して読むことをお勧めします。修養会でたくさん質問できますよ。