感染拡大が止まらない。世界全体の感染者数は516,044人、死者は22,687人です。日本では感染者1362人死者47人です。また、とりわけイタリヤでは感染者80,558人、死者8,165人(3月27日現在)、医療崩壊に繋がる事態になって周辺諸国へと拡がっています。それは、例外ではなく、つい一週間前まではさほど懸念がされていなかった米国も今や感染者数が一番多い国です。
国内では沈静化するように見えましたが、ここに来て、オーバーシュート(爆発的感染拡大)の懸念が高まり、ロックダウン(都市封鎖)が言及されるや、買いだめが始まりました。国内はもとより、世界中に張り巡らされたサプライチェーンによって私たちの生活が成り立っていることに改めて気付かされます。わずか数日の食べ物でさえ、手に入れられない不安はスーパーの棚を空にしてしまいます。世界は支え合っているのです。
また、感染しないように一人でいることができるかというと、そういう訳にもいきません。私たちは一人では生きることができないのです。その繋がりを断ち切って生きようという傲慢な心は自らを破滅に追いやります。私たちは支え合って共に生きるようにこの同じ時にに生かされているのです。
今一度、これを期に考えなければならないことは、そのいのちを時をどのように支え合って生きるのか振り返ることではないでしょうか。当たり前の世界が当たり前ではなくなったときに、それがわかります。どんなに小さなことにも「ありがとう」の心を、感謝を言い表すことを主にあって新たにしたいと思います。
だれかがほかの人に不満を抱いたとしても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。…感謝の心を持つ人になりなさい。
コロサイ313-15