教育講演会「ダメなこどもを育てるための十箇条」
大変好評のうちに終了しました。
このタイトル、ドキッとしますね。
本当はダメな子なんてひとりもいないんです。
知らず知らずのうちに、親がしていること
もう一度、問い直してみましょう!
講師:村上純子先生
■慶應義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻卒。アメリカ、ホイートン大学大学院臨床心理学科修士課程修了。
北千住旭クリニック、淀川キリスト教病院精神科などに心理士として勤務。
現在、聖学院大学非常勤講師、赤坂グリーフケア・ルーム心理カウンセラー、
および中学、高校のスクールカウンセラーを兼務。
ご自身も中学生の女の子のお母さんとして奮闘中!
■著書「キリスト教カウンセリングブックレット 16 子育てと子どもの問題」
《ダメな子を育てるための十か条》
【大原則】 子どもがオトナとして振舞うときはコドモとして扱い、
コドモとして振うときには大人として扱うべし
第一条 秘密を持たせるべからず
子どもの携帯メール、SNS、ブログなどは常にチェックし秘密を持たせない。子どもの付き合う友達もすべて把握し、付き合う相手は親が選ぶこと。
第二条 反抗期は認めず、力で抑えるべし
口で反抗されたら手でやり返し、手でやられたら、ありとあらゆる手段を使って押さえ込むこと。親は自分が間違えても、決して謝ってはならない。
第三条 子どもに関する全権を握り、独裁的であるべし
子どもは親の所有物であるから、子どもの意思を聞く必要はなく、親の好きなようにしてよい。
第四条 子どもには、家のことを一切させず、日常のことはすべて親がすべし
家の手伝いや、自分の洋服の洗濯、お弁当箱洗いなども子どもにさせてはならない。宿題や忘れ物など、すべて親がチェックすること。子どもの代わりに宿題をやってあげたり、翌日の学校の用意などをしてあげたりするのも良い。
第五条 失敗は認めず、がんばったことも褒めるなかれ
子どもが失敗したときには、「だから言ったではないか」「なぜ言うとおりにしないのだ」と責めること。褒めるとつけあがるので、「お前は何をやってもダメなやつだ」と叩いておくこと。
第六条 悪いことをしても叱るな
悪いことをしても、放っておけばよい。もし叱るなら、子どもの言い分を一切聞かずに徹底的に叱ること。
第七条 子どもが親離れしないよう縛り付けておくべし
親が金を出し、子どもを養ってやっているのである。親が子離れの準備ができないうちは親離れさせてはならない。
第八条 子どもの話に聞く耳を持つなかれ
子どもの話を聞くなど、時間の無駄遣いである。子どもは黙って親の言うことを聞いていればよいのである。
第九条 理不尽に怒り、理不尽に振舞え
親のほうがえらいのだという態度を崩さず、一方的に振舞うこと。
第十条 夫婦喧嘩の際、必ず子どもを自分の味方に引き入れるべし
子どもは最大の味方。配偶者の悪口をどんどん刷り込み、相手から遠ざけること。