「輝かしい日が来る」使徒2:1-24 李宣教師

 ユダヤ人の七週の祭りの日に、聖霊が臨まれ、満たされた。風のような響きと炎のような分かれた舌のしるしで現れて120人の弟子たちは他国の言葉を話しだした。この出来事は、全世界にも、キリストの教会にも、そして人間の一人ひとりにも影響を与えた。

 ペテロが引用したヨエル書2章は、神がご自身の民を赦しと回復へ導くために聖霊をくださることについての預言だ。その実現は終わりの日にある。ペテロは、それがペンテコステの日に始まったと宣言した。つまり、神の救いの御業が改めて確かめられ、神の救いがあらゆる言葉で全ての人に伝えられ、教会が始まった。新しい展開に導かれたのだ。

 キリストの教会に、この日、聖霊を与えられた。これは旧約聖書に書かれてある聖霊に関する預言、また、イエスご自身の聖霊を与える約束の実現であった。さらに、聖霊の降臨によって、神の御言葉はもはやユダヤ人にだけのものではなく、弟子たちをはじめ、イエスの名を呼ぶ全ての者に与えられるようになった。そして、イエスの名を呼ぶ者が御言葉を与えられ、伝えるように招かれた。

 ペテロは神の輝かしい日が来たと語った一方、それは裁きではなく、救いのためだとも明らかにした。なぜなら、約束されたメシヤイエスが人間の罪のために十字架で死んで、よみがえらされたからだ。全人類の一人ひとりがイエスの名によって、罪を悔い改めて、救われるためだ。

 ペンテコステに、神の御計画、イエスの御救い、聖霊の御降臨が実現した。それによって、あらゆるの国の人が救われ、教会が力を得、福音が述べ伝えられた。イエスの名を呼ぶ私達はこの輝かしい日が来たのだから、希望と力を得、これから来る輝かしい日を待ち望みながら、福音の宣教のために生きよう。