中関東から西関東へ

 明日、JECA中関東地区の第25回総会が行われます。最大の議案は地区の分割です。中関東地区は東は茨城の水戸・那珂湊。そこから千葉・東京をまたいで山梨、そして松本に至る広い地域に46教会、6伝道所が交わりを持っています。JECA加盟教会総数が188ですから、その1/4以上、いよいよそれが現実に合わないことがはっきりしてきたからです。

 JECAは、全国と地区に分かれて交わりをしていますが、地区の交わりでは顔と顔とを合わせて互いの教会の様子を知り、祈り合い、実際的な協力することが期待されています。そのような交わりをするには、地域と数に限りがあります。地域は日常生活圏が望ましいでしょう。できれば、日曜の午後に往き来できるくらいの地域が望ましいと思います。甲府にいれば、東京までは日頃から往き来します。それを越えて千葉、茨城となると普段往き来する場所ではなくなります。もっとも、東京の人にとっては、山梨というのは山の向こうだと感じているようですが。

 私たちが把握できる数には限りがあり、両手両足の指の数を越えたら、もう把握しきれません。一教会の中の交わりも小さな交わりが重なりあって全体の交わりをかたちづくっているのと同じです。そして、教会の中でもそうなのですが、交わりが深まらない限り、数が多くなればなるほど薄っぺらな交わりしかできなくなります。加えて、リーダーの負担は大きくなるばかりです。

 各々が責任をもって互いの交わりを担い合う。それは教会の交わりそのものです。それが一つの教会を越えて、地域で、関東で、日本で、アジアで、世界でと広がるのです。中関東から東関東、西関東と交わりの単位を作り直しますが、それが互いの教会のよい交わりとなり、祈りとなり、協力となって主の宣教のために力を合わせたいのです。