教会連合とは何か

 今週、教会連合の全国総会があります。教会連合は1992年に発足し、32年が経ちました。それまで極東福音十字軍(FEGC)の宣教師たちによって生み出された教会は日本新約教団というグループを作って、学び合い、教え合い、協力してきました。それを解散して新しく作った教会連合に加盟したのです。教会連合の大きな柱は4つあります。①聖書信仰、②教会の一つ性、③各個教会の自主・自立、④宣教協力です。
 キリスト教会の中には「聖書は誤りのない神のことば」と信じる①聖書信仰と、「聖書は歴史的、科学的記述の真偽は問題ではなく、神が語ろうとしたメッセージ」だと捉えるリベラルな立場があります。近現代に相容れないように見える創造や奇蹟という人知を越えた受け入れがたいことを排除するものではないことは大切なことです。
 ②は、祝福されて一つにされた公同の教会を信じる私たちが、地上でもそれを求めたいという祈りと願いです。しかし、それは制度や組織によってではなく、③自主的に、しかも一つ一つの教会が自立~それは「自ずから考え、決断し、行動する」もの~としてともに歩むことを願う群れです。そして、それはすべて「主の救いとみことばを伝える宣教のために必要なことを協力しよう!」という志をともにいただいているのです。
 32年の間に、時代の中での教会の趨勢は変わりました。加盟教会も140教会から200教会に増えました。「宣教協力」の中にも開拓伝道もあれば、宣教団との協力、弱った教会の支援、互いの研鑽、教会学校の協力や青少年のためのキャンプや教育的交わり、教職者のサポートや育成など、教会が必要とするありとあらゆることがすべてその協力です。それは主の教会が建て上げられ、主に救いが全地に述べ伝えられるため。それぞれの教会がよい前進をするためにともに立てられていることを覚えていただきたいのです。