朝起きるコツ。しなければならないことがある時、あるいは心浮き立つようなことがある時には、そわそわと必ず目が覚めるものです。一方でどうでもよい時にはだらだらと布団から抜け出るのは難しいものです。また、しなければならないことがつらい時、それを重荷に感じる時、これまたいつまでも布団をかぶっていたい。朝が来なければいいのにと思うものです。
私たちが生きるということは、「なぜ」を問い続けることです。「なぜ」ここにいるのか。「なぜ」これをするのか、してるのか。私たちは誰でも、意識するとしないと関わらず生きる意味を問うています。その「なぜ」が曖昧であったら、意味を見いだせなかったとしたら、やっぱり生きていてむなしいと感じます。目をつぶり、ごまかしながら生きることもできます。刹那の楽しみで紛らわすこともできるでしょう。でも疲れを覚えます。起きたくない。そんなときもあるでしょう。そして、人生では必ずそれと向き合わなければならないようなときがやってくるのです。
健やかに日々を生きるためには、自分の使命が何であるのか、それを正しく知っているかが問題です。気力と起きる力、生きる力は同じではないでしょうか。十字架で命を捨ててくださったお方の愛に応えて生きること。その足跡に従って生きること。「なぜ」から「何を」と、私にできることは何だろうかと問い直すとき、神はそれぞれに使命を委ねてくださるのです。
復活の主にお会いした弟子たちは新しい命の意味を知り、喜び生きる者とされました。そして、あなたも招かれているのです。
どうか、朝には、あなたの恵みで
私たちを満ち足らせ、
私たちのすべての日に、喜び歌い、
楽しむようにしてください。詩篇90:14