聖会の恵み、開かれた交わりへ

 教会連合の西関東地区には東京都区内、多摩地域、山梨・長野(中信)に23の加盟教会と3つの伝道所があります。そこから聖会には約80名が集まり、オンラインでも25名ほどが集まり聖会がもたれました。聖会に集まると普段はそれぞれの教会で教会生活を送っている兄姉との出会いに励ましを受けることが多くあります。
 それは、普段、様々な課題や悩みを抱えて信仰生活をしているのが、自分たちだけではないことに慰めを得ます。閉じた世界にいると、まるで自分だけが孤軍奮闘しているように感じて苦しくなります。しかし、そうではなく、世にキリスト者として生きるということはみな同じように戦いがあることに目を開かれます。それは聖書の時代の諸教会も手紙の中に戦いがあること読みますが、それがよりリアルに感じることができるからです。また、数が拡がると、同じ世代、同じ立場、同じ職業、共に共感できる兄姉との交わりが拡がります。今時は、その拡がった交わりは、連絡先を交換し合ったりして、様々な交わりの輪を拡げて日常の交わりにも発展します。
 また、私たちの視野を広げます。私たちの日常はどうしても自分たちの教会のことで手一杯ということになりやすいのですが、それぞれの場に置かれている教会があることは、私たちに委ねられた福音宣教という使命がもっと広く、西関東に、あるいは日本全体に、さらに世界にと委ねられていることに開かれていくのです。
 今回、私たちの教会でダルクに協力しているという話をしたら、数名の兄姉に「実は家族の中にいるんです」という話を聞きました。それは普段人に言いにくい話題です。交わりの中でともにカバーされていくのならばなんと感謝なことだろうかと思うのです。閉じた交わりから開かれた交わりへ、そして主にある兄弟姉妹、教会との交わりへ。来年はぜひ参加しましょう。