先週、全国の教職者研修会が行われました。全国、北は北海道の釧路から、南は沖縄まで約180人の牧師・伝道師・宣教師が集まりました。これを機に牧師の経験年数、年齢の統計を取りました。牧会経験10年までが1/3、20年までで6割、30年までで3/4、年齢は40代が1/4,50代が1/4,60代が1/4、残りが70代以上と30代以下という結果でした。
全体とすれば、思った以上に新しい牧師が起こされていることが感謝です。一方、20代で牧師になる者はごく少なく、ある程度の年齢になってから神学校に学び、牧師になるというケースが多いのです。また、世代交代が進み、60代の牧師は数が多いですが、70代になると数が減り、引退牧師が徐々に増えてきているという状況です。
私、と言えば、年齢で言うと若い1/3に入りますが、経験年数で言うと半分より上、長い部類になり、先輩よりも後輩の方が多いのです。私の年齢で若い頃から牧師として奉仕している者の数は多くはありません。これまで自分ではまだまだ若いつもりで先輩たちに教え導かれているという感覚でいたのです。もちろん、それも大切なことなのですが、そんな状況の中、後進の助けをし、一方で働きを終えられる諸先輩方の働きを引き継ぎ、全体のリードをしなければならないところに立っていることを自覚させられました。
奉仕の生涯、というより、自分に与えられた人生の時間というもの、それも与えられた仕事をなす時間の恐らく半分、折り返しというところに差し掛かっているということを覚えたのです。人は誰しもがみな、限られたいのちの時間を与えられています。そのステージごとに与えられた務めがあり、今、主から与えられていること、求められていることは何かを感謝のうちに受け止めたいものです。あなたはどうでしょうか。