役員を立てるということ

 誰を役員に選ぶのか。その時に聖書の基準に従ってものを考える、神のみこころに従うということが教会にとって大切なことです。世の組織が役員を選ぶとき、それはPTAや自治会、あるいは政治の世界にしても、そこでの原理とは根本的に違うからです。
 世の組織で役員を選ぶ、そこにはいくつかの原理が働きます。第一に利益代表です。自分たちの利益や意見を叶えてくれる人を推します。第二に誰かに押しつけます。面倒な、できればやりたくないボランティア的な役割、そういう場合にそうします。それでも決まらないと順番制にしたりします。第三は名誉職のためです。人に感謝されたい、認められたいということが動機になっている場合です。こんなことが少なくありません。
 教会の役員、それはまず、私たちを通して神がお選びになるのだということを覚えましょう。教会のかしらはキリストです。ですからすべて、役員の働きはこのキリストにお仕えするために主ご自身が召してくださる務めなのです。ですから、その働きは人の意見を通したり、調整したりすることではなく、神のみこころを求め、リードする務めなのだということを覚えたいのです。一方で、神は私たち一人一人を通してお立てになります。それは、「この人ならお任せできる」という信頼なくしてできないものだからです。
 教会員が役員を選ぶということは、私もその務めを主にあって尊重し、任せっきりにしないで一緒に担うということです。教会はキリストのからだです。それぞれに大切な役割があるのです。それを相補いあって、健康に保つのです。どこかが弱っていれば、代わりをし、自分にできることがあるならば、喜んでお献げする。新たに役員を選ぶとき、ともにそのことを確認したいと思います。そして、何よりも皆が喜んで主に献げ、互いにすべてのことをつぶやかず、疑わず、愛をもって生きること。これを機会に思い新たにしましょう。