「実を結ぶ人になろう!」マルコ4:1-20

 4つの種のたとえ話はイエス様が話されたたとえ話のなかでもよく知られた話です。後から弟子たちにたとえの意味をお話になったように、道ばたに落ちた種のように耳を閉じることなく、岩地に落ちた種のようにうわべだけではなく、いばらの中に落ちた種のように困難や試練につまづくことなく、心を耕してみことばを聞き、実を結びなさい、ということがイエス様が語りたかったことです。
 私たちは誰でも実を結ぶよい人生を生きたいと願っています。私たちはどのような実を結ぶべきでしょう。ガラテヤ5章には「御霊の実」を結ぶようにという勧めがあります。その9つの実、愛とは、私よりあなたのために生きることです。喜びとは分かち合うものです。平安とはイエス様がついてるから大丈夫ということです。寛容とは許すこと。親切とは自分のして欲しいことをすること。善意とは、いつも人の喜ぶことを考えることです。誠実とは、約束を守ること。柔和というのは難しいことばですが、柔和の柔は柔道の柔。倒されても、投げ飛ばされても、柔らかく受け身をとって、さらりと向き合うことです。そして自制とはガマンすること。
 でも、それはことばとすれば簡単なことですが、言うは易し、行うは難しのことです。私たちの心はそれと正反対です。それでも実り豊かな人生を行きたいと思います。だからこそ、イエス様は心耕してみことばに聞き従うなら、30倍、60倍の豊かな実を結ぶと言われたのです。
 さて、子どもたちの祝福を祈るとき、まず心に留めるべきことは、大人がまずこの良きモデルとなることです。ああいう人になりたい!イエス様のようになりたい!そう願い、自らを整え、子どもたちによき場を備え、ともに実を結ぼうではありませんか。
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