小さないのちを守る会 水谷潔師
今日はこの箇所が問いかけているメッセージを3つの点から聞きましょう。第一に「父たちよ」と呼びかけられています。それは使命感、意識が乏しい父親が明確な転換をしなければならない迫りです。日本は男は仕事、女は家事育児というあり方が極端です。子どもたちは親からの模倣で学びますが、よいモデルとなっていないのです。神は父親に期待し、委ねているのです。
第二に子どもを怒らせてはいけません。それは親だからといって所有物のようにに振る舞って、子どもの人格を傷つけないようにという人格尊重です。子どもにはその年齢なりの発達段階の理解が必要です。子どもは子どもの世界を満喫して、大人になります。ところが過剰な要求ばかりをして、こどもを暖かく包んであげることをしないと、フラストレーションを与え、心に怒りを貯め、苦いものを残すのです。私たちもそのような中から救われてきました。今度は聖書的に神から教えられて改めるのです。
第三は主の教育と訓戒、それは「自分流、オレ流」から、転換して、自主性や自由を尊重しながらも、子どもがしなければならないことをさせ、してはならないことを教えるのです。それは世のものではありません。つまり、信仰教育です。またそれは、主の教育訓戒。親に従うこどもではなく、神に喜んで従う人に育てなさいということです。古代社会では子どもは親の所有物でした。子どもは自分の持ち物ではなく、神のものです。私たちは預けられているのです。さらに、それは知識伝達ではなく、生活実践を伴うものです。子どもは親の言う通りにはならない。するとおりになる。自ら実生活で教えるのです。
これらのことをしっかり覚え、主のみことばに教えられた家庭を築いていきましょう。
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