九州豪雨後のために祈ろう

 7月初中旬の九州豪雨によって、福岡県にある久留米聖書教会のキャンプ場が被災しました。渡邉英治師からの情報をもとにまとめてみました。今回の豪雨は気象庁が「これまでに経験したことのないような大雨」と表現した雨の合計雨量はキャンプ場のある八女市で約650ミリ、ピーク雨量は24時間で400ミリを越えました。

 キャンプ場のある旧星野村(2010年に八女市に統合)は人口約3,000人。集落が点在して人口密度が低いために星がよく見えるため星野村と名がついた場所です。久留米の教会からは30km一時間という距離です。キャンプ場は建物の損壊はありませんでしたが、床上浸水し、多量の土砂が流れ込みました。パイオニア宣教団の宣教師たちの協力を得て、建物の清掃をしました。この後、業者に依頼して土砂の撤去と排水溝の工事をする予定だそうです。

 星野村は観光とお茶などの農産物が主な収入源です。この夏のキャンプシーズンで得られる予定だった観光の収入が打撃を受けていることに加え、農産物の加工所や商品倉庫が濁流に飲まれてしまいました。石組みの棚田も川の増水や河川の氾濫、地すべりなどですごい数の被害を受けています。若い力が少ない田舎町にとって大きな試練となっています。一方、ボランティアもここへの関心も低いもので、7/25(水)の時点でまだ一件の申し込みしかなかったと聞きました。

 各地で豪雨のために山間の町、村が飲み込まれています。突発的な豪雨は防ぎようがありません。そんな中に置かれた久留米聖書教会は地域のために奉仕できないかと一生懸命です。被災を機に小さな村によい奉仕をささげ、それを通してキリストをあかししたいと願っておられる教会のために、祈りをもって応援していきましょう。