小さなことに感謝を

 今日は2021年度を終えて、教会総会を行います。通常でしたら様々な会や活動の報告をそれぞれお伺いし、活動を導いてくださった主に感謝を献げ、そのために労してくださった兄姉に感謝をするのですが、それぞれの活動もごく小さなものになったり、休止した一年間でありました。それでも、一年52週、欠かすことなく礼拝を献げることができました。また、兄姉の尊い献げものによって教会の会計も必要が満たされました。
 それでも、週ごと週ごとに教会の営みが続けられるためには、時間と労を献げて奉仕してくださった兄姉の目に見えない様々な奉仕がありました。それぞれの家で生活するための小さな家事・雑事があるように、教会にも教会の家事・雑事があります。教会堂を保つための掃除や物品の補充、庭の整備や庭木の手入れからはじまって、奏楽の奉仕は一週間あるいはその前から練習して準備くださっての奉仕です。ネット配信のために早めに教会に来て整えることや、滞りなく行えるように絶えず気を配ってくださる奉仕、スライドを作ったり、印刷物を整えたり。教会学校の奉仕も毎週毎週、その準備をして子どもたちに教える大切な務めです。会計の奉仕は特に大変な奉仕です。主と兄姉にお預かりした大切な献金を適切に管理するのは大変な仕事ですし、役員たちは教会全体を見渡しては、リードの奉仕をしてくださっています。その他にも表に見えない教会の裏方として多くの兄姉が奉仕をして教会の営みが続けられています。
 なかなか一つ一つに感謝を言い表す機会がありませんが、そうした多くの奉仕をもって教会の営みは一年間守られてきました。ここに互いに感謝を言い表したいと思います。天で覚えられているなら、地上の小さな交わりはその先駆けです。小さな心配りをもって、互いに喜び合う、感謝し合う、労をねぎらうことができれば、そして、何よりもそれを導いてくださる主に感謝をささげましょう。