教会総会は私たちの教会にとって重要な会です。一年に二度、教会員一同で揃って主から与えられた使命を総点検し、思いを新たにするところだからです。とりわけ今回は、通常の予算案・行事案に加えて、中長期の「めざそう100人教会」という目標を掲げようとしています。
ネヘミヤ記には捕囚の民がエルサレムに帰還し、城壁を再建する次第が記録されています。彼らは部族ごとに点呼を行い、献げものをします。主の御前に昼の四分の一は、彼らの神、主の律法の書を朗読し、次の四分の一は、告白をして礼拝を献げます。その告白の中で彼らは自分たちの過去を振り返り、悔い改めを献げました。それは私たちが今しようとしていることに重なります。過去を振り返れば、私たちの歩みもどこか熱くもなく、冷たくもなく、黙示録が語るように「自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない」というような者でなかったでしょうか。そして、主から与えられた大切な使命を曇らせてはいなかったでしょうか。
彼らは悔い改めを献げ、新たな献身をことばにして印を押しました。思いを新たにしたときに、目に見えるかたちでそれを表したのです。信じていればいい。わかっていればいい。確かにそうかもしれません。でも見えるかたちできちんと言い表すことは大切なことです。総会で私たちは一同揃って、主の御前に再献身を表したいと願うのです。
総会を前に総会資料をお読み下さって、もう一度、それぞれに祈り備えていただきたいと思います。また、総会というもの、世の総会や会議とは違い、「皆でで主の御前に出、思いを新たに献げる」そのような会に致しましょう。