突然ですが100名を目指しませんか?

 私は、牧師になって以来、数での目標を掲げたことはありません。なすべきことが導かれていくならば、結果として数がついてくると考えていたからです。ところが、ごく最近になって考え方が変わってきました。震災以来、いままで少し先延ばしに考えていたことを、今やらなければならない課題として取り組まなければならないと主に迫られる思いになったからです。
 まず、私たちのこの福音こそが、すべての問題を乗り越える鍵であるとの確信を強くさせられたました。何者も頼りにならないということが震災を通してハッキリしました。国も会社も誰も守ってはくれません。みな、命は誰のものでもない。自分でも守れない。生かされているからこそのいのちであり、このいのちの意味を確信して歩まなければならないのです。何もないときにはそれでもどうにかなるさと思っていたことが、いよいよ危機のときになって本当に頼れるところ、頼れるお方、いのちの意味を教えてくださるのは、生ける真の神なのです。
 それを知る私たちは、「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい(マルコ16:15        )という宣教命令をいただいています。ところが、出て行く力の力不足を感じています。
 キリスト者がマイノリティーの社会であかしするためには多くの証人が必要です。ありとあらゆる人に届くには、バラエティー豊かな人が必要です。私たちは今、少ない人数でかけもち、かけもちで奉仕して精一杯です。働きを分担して動くためには、せめて100名くらいいればと思うのです。現実的なファーストステップとして10年で100名、これを祈りのうちに目指したいのです。そのための方策を祈りのうちに皆で知恵を尽くして献げませんか。(続)