JECAの第11回総会が行われました。その中での大切な審議の一つはJECAの機構改革です。その柱の一つは全国総会を代表代議員制にすることとです。JECAは発足以来、各教会から教職と信徒各1名が総会に出席して総会をしてきました。それは教会の連合体であるなら、各教会が同じ重みをもってその運営に責任を持つというあり方でした。一方で三百人近い人数で論議をすることの負担は大少なくありません。集まるだけで多額のお金がかかります。また、この人数で議論をするには実質的な議論が困難という問題があります。この解消のために代表代議員による総会へ移行しようとしています。
すると今度問われるは参加意識です。代表に任せるようになると今度は、任せておけばいいと主体的な関わりは薄れていきます。ときに一緒に集まっている意義がわからなくなるということが生じてくるのです。セットで提案されているのが宣教フォーラムの開催です。ビジネスライクな会議ではなく、交わりと励まし合い、祈りの集会を開こうという提案です。教会の協力はそのような草の根的な励まし合いの方が一つの交わりと重荷を共有しやすいのです。
もう一つの柱は、全国運営委員の選び方です。現在各地区で選ばれた委員を互選で担当を決め、承認するかたちをとっています。必ずしも全体を見渡しかつ地区の状況を把握できる委員になるとは限りません。ですから、今年のように人選見れば担当が決まるような人事になってしまいます。経験と賜物をもった器が選ばれるようにと、全国で選挙するかたちに変更することが提案されています。
組織のあり方は大切なことですが、各加盟教会が互いによい協力、そして主にあって一つにされていることを喜び実感できる交わりを築くことができるよう、お祈りください。