JECAの理念

 先月、JECAの全国教職者研修会を行い、委員長の奉仕をさせていただきました。テーマは「なぜJECAなのか~JECAの理念これまでとこれから」です。なぜJECAという交わりをつくり、交わりをしているのか、設立から20年が経過し、その理念と実際は祈り願っていたように進んできたのか。20年で世代も入れ替わり、教職者の半数は設立当初から関わってきた訳ではなくなりました。その理念は継承されなければなりません。それをもう一度確認させていただきました。

 理念は規約の前文に記されています。

 教会は、キリストをかしらとするからだとして一つである。この祝福された事実は地上の教会のいとなみの中で告白され、証言されなければならない。同じ主によって建てられながら、それぞ れの生い立ちの背景や、そのあり方、言語表現の違いなどによってへだてられた地域教会、教 団が、出来る限りそのへだたりを解消し、聖なる公同の教会に属するものとしてよりふさわしいあり方の具体化を求めることは主のみこころであると信じる。

 公同の教会とは、目には見えないキリストにある一つの教会。地域教会とは、それぞれの場所、集まりに分かれている見える教会。でも、それは本質的には一つなのだという告白に基づているのです。わかりやすく言うと「私の教会」は、それにとどまらずに『主の教会」。「あなたの教会」は私の教会でもある「主の教会」。そのような交わりをもってキリストの御栄えを現そう、キリストを世に証ししようとしている。だから、様々な協力の働きをしているのです。

 地上ではいつでも不完全。しかし、「なたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。」(マタイ5:48)のみことばにあるように、一歩でも天の栄光の教会のみ姿近い交わりを現したいと願っているのです。