峡南キリスト教会は、様々な経緯を経て、24坪、1200万円の教会堂を献堂しました。今それを振り返って主が成し遂げてくださったと心から感謝します。私たちが教会堂の建築を始めたとき、必要は満たされていませんでした。しかし、祈りの手紙を出すと、思いもかけないところからの献金が与えられ、必要はすべて満たされました。建築を請け負った大工は手首を事故で切断して、大工を捨てた人です。それがこの建築に携わるようになったとき、キリスト者ではないのに、このみことばを支えに仕事を成し遂げ、人生の復帰をしました。
　会堂を建てるということを通して、それは、教会の中だけではない、周りの人たち、全国の諸教会にも大きな影響を与えることなのです。小さな集落の教会は、教会に出入りする人の一部始終が見えます。喜んで来ているのか、義務から来ているのか、感謝に溢れて帰るのか、そうでないのか。
　一教会でのできごとは、有形無形の影響を周囲に与えています。志を与えるのは主。私たちに求められているのは、主の志に応えて行動を起こすかどうかです。信仰をもって行動に移せば、主が助けてくださり、足りないところは主が補ってくださる。主がなしとげてくださるのです。
　牧師や役員など特定の人たちだけが疲れ果てることがないように、それぞれが持てる賜物を生かして主に仕え、それでも足らない賜物は、主が送って下さることを期待し、気が付いたら、志が実現し、主の栄光を表していた、となるようにと夢見ていきたいのです。多くの回りの教会に影響を与えることで、これは主がそれを成し遂げさせてくださると堅く信じているのです。
録音データを聞く