「数が問題なのではなく」2歴代誌13章

 北と南に分裂したイスラエル、南王国のレハブアムは北王国奪還を神の人シェマヤに留められましたが、代が替わり、アビヤは争います。北の10部族に対して南はユダとベニヤミン、そして逃れてきたレビ人。兵の数も80万対40万、倍という圧倒的な数の差があります。しかも、北は伏兵を回すという戦術により、力の差は歴然としていました。
 そこにアビヤは語ります。『「あなたがたは主を捨てた。」ところが、「私たちは主に仕え、神に仕え歩んでいるものだ」だから、この戦いは主との戦いだ。「イスラエルの人々よ、あなたがたの父祖の神、主と戦ってはならない。とうてい勝ち目がないからである」』と。そして、「ユダ人は勝利を得た。彼らがその父祖の神、主に拠り頼んだからである」という信仰による勝利を彼らは得るのです。数が問題なのではなく、信仰による勝利を与えられたのです。
 これは神の原則です。かつてダビデがペリシテ人ゴリアテと戦ったときも同じです。「王は 軍勢の大きさでは救われない。勇者は力の大きさでは救い出されない。」(詩篇33:1)と詩篇にも歌われました。「塩の契約」、それはエジプトからの救いと神様のご契約を意味する言葉です。海を分けて、神が救い出し、愛されてきた。神の恵みに拠り頼む者に恵み豊かに勝利を与えられるのです。
 一方、数と力は私たちにも大きな誘惑です。「アビヤは勢力を増し、14人を妻として、20人の息子と16人の娘をもうけた。」とあります。かつてソロモンが妻700人、側女300人と力を誇ったように、アビヤもそうなのです。そして私たちも数に支配される世界に生きています。その警告はお金として1テモテ6章に出てきます。「神の人よ。あなたはこれらのことを避け、義と敬虔と信仰、愛と忍耐と柔和を追い求めなさい。」神に対する従順と隣人に対する思いです。これを求めて心新たに歩もうではありませんか。