結婚に必要な「あいうえお」の「え」は「選ばれたことを忘れない。選ばれた最善を信じる」ことです。
私たちは日々、様々な選択をしています。何を食べるか何を着るかということから選択の連続です。そして、その選択がやっぱり別のものを選べばよかったとか、選択を誤ったとか、失敗したとか、その多くはやり直し、選び直せばよいことも少なくありません。
一方で結婚はそうではありません。一生一代の選択です。失敗は深い後悔や傷を残します。だから失敗しないようにと同棲して試す人もいます。あるいは結婚は縛りだと避ける人もいます。またその始まりにおいて、他に選ぶ余地がないほどに心が一杯になっていることも少なくないでしょう。そうでなければならないのですが・・・。しかし、そんな恋も必ず冷めるのです。
思い起こすべきはことは、「私は選ばれた。だから、選ばれたにふさわしく自分を整えよう」ということです。オリンピックの代表に選ばれたらどうでしょうか。そんな光栄は二度とありません。そのために日々トレーニングを積んで、その期待に応えようと努力するでしょう。結婚もそうではないでしょうか。世界の中の何億という人の中からあなた一人だけが選ばれたのです!
もう一つ、「神がこの人と私を夫婦となるべくを選んで下さった。全てを知りたもう神の最善なのだ」と信じることです。ときに困難がありましょう。雨の日、風の日、大雪や台風だって襲うことでしょう。相手は自らを映し出す鏡です。鏡を見て向かうのは主イエスの十字架の愛です。そこに神の御栄えを、愛の素晴らしさを味わい表そうと結び付けて下さったのです。そのときにこのことを忘れずにいるならどんなときも希望があります。期待が持てます。これを思い起こすのです。