コロナの中での役員選挙

 コロナの感染急拡大が止まりません。ちょうど2年前の今頃は、コロナが騒がれ始めましたが、こんな状況になるとは誰も思っていませんでした。役員選挙や総会も暫定的な対応をせざるを得ませんでしたが、続く状況に教会員がみな揃って納得の上で運営ができるようにと役員会で考えました。
 教会の運営を教会政治と言います。それには監督制、長老制、会衆制という仕組みがあります。それぞれの歴史の中で生み出されてきた形態ですが私たちの教会は会衆制です。それは教会員ひとりひとりがキリストのからだである教会の一部、その枝として責任もった役割と奉仕を果たし、その決定が一つに導かれることを信じます。その中でも役員を選び、教会のリードを委ねるのは教会総会の中でも大切な決定の一つです。そして、それは規約という共通理解をもって運営します。
 昨年は規約の範囲内で、そして、規約外の運用は選挙管理委員会に委ねて選挙をしましたが、続く状況に役員会ではあらかじめ投票方法を定め、それを追認いただくように準備しました。また、今後のために規約化することを提案しています。「想定外」ということは必ず起こります。すべてのケースに備えるということはできませんが、今の状況を整えことにご理解をいただきたいと思います。
 役員選挙を前に、もう一度確認しておきたいことがあります。それは選ぶ方に大切な役割があることです。重く大切な役割を負っていただくのですから、自分も選んだ責任として、協力を惜しまないということです。自分は何もせずに任せっぱなしで文句だけ言うなどということがあってはなりません。日々の限りある時間を献げて奉仕してくださっているのですから、届かないことがあります。それを見つけたら、私が補う。代わって奉仕する。そのようにしてともにキリストの教会を建て上げていく務めを一同おささげしていきましょう。