「生ける水の川」ヨハネ7:37〜39

 この教えがなされたのは祭り、仮庵の祭りの日です。この日は出エジプトの後、荒野での放浪の日々の恵みを思い返しつつ、仮小屋で過ごしながら、永遠の安息の日を待ち望むのです。エゼキエル書のはその日、神殿の敷居から水が流れ出し、 Continue Reading →

「天地創造の神」創世記1:1-2:3

 聖書は開口一番、はじめに神が天と地を創造したから始まります。「父よ、今、あなたご自身が御前でわたしの栄光を現してください。世界が始まる前に一緒に持っていたあの栄光を」(ヨハネ17:5)という祈りがあります。はじめにの前 Continue Reading →

「ハリボテの偽善」マルコ7:1-13

 人の定めるルールは相対的です。ある時代に正しいことが、必ずしも今に当てはまるわけではありません。神の戒め。それを人はどのように受けとってきたでしょうか。  ガリラヤのイエスのもとにエルサレムからパリサイ人たちと律法学者 Continue Reading →

「喜びの挨拶」マタイ28:1-10

 安息日が終わって週の初めの日の明け方、マグダラのマリアともう一人のマリアが墓を見に行きました。ゲッセマネの祈りの後からイエスの逮捕、裁判、十字架。女たちの心にも、弟子たちに心もみな暗やみが立ちこめたままです。女たちは朝 Continue Reading →

「逆風吹く中で」マルコ6:45-56

 この箇所は、イエスが湖の上を歩いて向かい風に舟を漕ぎあぐねている弟子たちのところに行かれるという奇蹟です。ここには、いったいどんな意味があったのでしょうか。  イエスは弟子たちを「無理やり」舟に乗り込ませて送り出したと Continue Reading →