ともに奮闘する励まし

 JEA(日本福音同盟、Japan Evangelircal Association)は、聖書信仰に立つ福音的諸教会の交流・協力機関です。私たちのJECA、同盟基督教団、福音自由協議会、保守バプテスト同盟、聖契教団、聖約教団、インマヌエル教団、アッセンブリー教団、ホーリネス教団、日本イエス教団などの教団・教会、超教派の伝道団体が加盟しています。
 先週、年次総会があり、3年ぶりに集まっての総会、私もJECAの代表の一人として参加してきました。100数十人の規模の会議に議長という役割も務めさせていただきましたが、こうした会が久しぶりということもあって、いつになく疲れを覚えました。それでも、旧知の諸団体の先生方、名前は存じ上げていてもあったことのない先生方とお会いすると、互いの労苦に励みをいただきます。奮闘しているのは自分たちだけではない。日本宣教、世界で最も福音の届きにくい国と言われるところで頑張っておられる。
 私たちが力と励ましをいただくのは、同じところに立って、同じ苦労を重ねている人同士の励まし合いでしょう。その場にいるだけで、この人はわかっていてくれている。それだけで私たちは立っていけます。自分だけがこんな苦労をしている思うとどんどん孤立感が深くなって元気がでません。神さまはそのようにともに生きる交わりを備えてくださっています。教会の兄姉の交わりの中には、同じ経験を通ってきた兄姉がいます。子育ての悩みから始まって介護の苦労、病気や怪我、人間関係の悩みや悶着、別離や喪失の痛み。おおよそかたちは違っても、そこでともに負い合う重荷があるのです。
 コロナの中、そのような慰めと励まし、ともに共有する機会が激減しました。どうにかその欠けを埋めたいと願いながらもままならないことが続いています。コロナ後の交わりを待ち望みながら、互いの交わりが豊かになることを願っています。